丸橋 雄一
業界全体が抱える問題。
昨今の物流業界では、通販の伸びに従って、物量が年々増加する傾向にあります。さらにこれに伴って慢性的に人手不足が続いている状態です。そのため、ドライバーの確保に苦戦する運送会社もあります。また働き方改革により、長時間労働の規制、休暇の取得促進などを行う必要性もあり、マンパワーに頼るような物流会社は生き残れない状態になってきました。今後はさらに少子高齢化が進み、労働人口も減る一方です。そのため、女性や高齢者でも働きやすい職場環境を整備する必要があります。

柔軟な組織と様々な取り組み。
ニトリグループは、海外で作ったものを輸入し、お客様に直接届けるところまで一貫して行っています。一部分に特化した物流会社が多い中で、自分たちで総合物流を設計できるのは非常に大きな強みです。また、ホームロジはニトリという荷主がいるため、独自の物流を自由に構築し、大規模かつ柔軟な事業が展開できます。このスケール感があるからこそ、物流業界全体を変えることができると考えます。たとえばドライバーの負担軽減のためのスワップボディコンテナや、納品スキルの水平展開を狙った研修トラックの導入がその例です。ホームロジは今までの物流業界の常識を覆す様々な取り組みを積極的に行う先駆者でありたいと考えています。

次世代の物流を作り出せる人財に。
これから物流業界で求められるのは、業界を俯瞰でき、全体設計ができる企業だと考えます。同時に、お客様である荷主にどのようなソリューションを提供できるかも重要です。今後、非食品物流のプラットフォーマ―として立場を確立していくことも必要だと考えます。このような立場で物流業界を変革するためには、物流の理論を十分に理解した上で、新しいことにチャレンジできる人財が求められ、ホームロジでもそのような人財の育成にも力を入れています。次世代の物流を自ら作るため、失敗を恐れずあらゆる境界を越えていける人を歓迎します。
