WORK PLACE 02

社員の声

ホームロジで必要な資格って?教えて先輩!

採用説明会や面接などで「物流業界で働くにあたり、取っておいた方がいい資格はありますか?」と参加者の方々から質問されることがあります。入社前に少しでも予備知識をつけたいという前向きなもので、金融業界や不動産業界など他業界では“最低限これだけは必要”という資格があるために出る質問かと思います。もちろん個々の業務に必要な国家資格の取得をするケースは存在しますが、物流業界では一言で表現しづらい状況にあります。そこで今回は、実際にどのような勉強・資格取得に取り組んでいるのか、神奈川県・川崎市の営業所(配送センター)で勤務する若手社員(K・F)に話を聞きました。

資格はあくまで業務理解のためのツール

物流業界で働くにあたり、取っておいた方がいい資格は? という質問に対して断定しづらいのですが、実例としては、「運行管理者(自動車運送事業の安全輸送の責任者の資格を持つもの)」の資格を取った方や、「通関士(貿易の際輸出入にかかる手続きをするもの)」の資格を取った方がいます。前者は日々の業務理解に直結する内容で、後者は将来を見据えての資格取得です。
私も運行管理者の資格の勉強をしています。ホームロジが車両を保有し管理する訳ではなくても、配達業務を委託するパートナー企業の方々の悩みに寄り添い、共に業務改善するためには相手を理解することが必要です。もちろん荷主様となるニトリ店舗もよく見に行きます。私たちの運ぶ商品がどんな風に販売されているかを知っていると、お届け先のお客様とのやりとりもスムーズです。
物流業界で働くなら“荷主様(顧客)”の理解は必須ですし、営業やマーケティングなどほか業界・他業種においても顧客理解が重要なのは言うまでもありません。

日々の業務を効率化するための工夫

ほかには「VBA(プログラミング言語の一つ)」の勉強をしています。習得したスキルを活かして、毎月の請求業務の管理ファイルを作成し定型作業を自動化したことで、3人がかりの作業が1人で処理できるようになりました。
一方で、万一プログラミングされたファイルが壊れた時に一般的なPCスキルでは修復出来ないため、どのようにすれば誰でも正しくファイルを使用できるかを考える必要があります。そういうシチュエーションにおいてはPCスキルよりも、周囲とのコミュニケーション能力が必要になると思います。
目に見える資格も重要ですが、自部署のパートアルバイトさんやセールスマン(配送ドライバー)など様々な雇用形態や年齢、性別の方々とコミュニケーションを取るので、業界の動向から趣味の話まで、幅広くアンテナを張って情報をキャッチする好奇心を大切にしています。

スマートフォン片手に試験勉強

資格試験といえば、ニトリグループには「ニトリ大学」と言われる人財育成の制度があり、ニトリ独自のカリキュラムが用意されています。語学学校の受講費サポートや資格取得による一時金(報奨金)の支給など一般的なものから、専門技術習得のための社内資格制度や自己育成のためのe-ラーニングシステムなど、その内容は多岐に渡ります。
私は、過去に品質判定士や修理士などの資格を取得しましたが、出勤前にカフェテリアで問題を解いたり、通勤中にe-ラーニングの動画を見たりと工夫して勉強しました。どうしても、仕事をしながらまとまった時間を確保するのは難しくなってしまうんです。
管理職になるための職責試験を受けた時も、ほぼスマートフォンのアプリを活用して勉強しました。通勤中はもちろん、家に帰っても娘の面倒を見る必要があったため、片腕で娘を抱きかかえながら…なんていうこともよくありました。

どんな環境でも好奇心を大切に

普段から、ネットのニュースや百科事典で気になった記事を読み漁っています。興味のある内容と関連する記事をつないでいくことで、物事を点でなく面で捉えて体系的に理解できると考えているからです。会社の改善活動や研修でも、体系的に物事を観察し、課題を見つけて解決するような場面がたくさんあります。自分のやりたいことがやれる今の環境にとても満足しています。

無理なく、小さな努力を続ける尊さ

就職したら資格を取って、語学スクールに通って…と考える人はたくさんいると思います。しかし、どんな会社へ入っても、日々の業務に追われるとその理想を実現することがどれだけ難しいかを痛感するでしょう。物流業界で実務に活きる資格を取って活躍したい、と考える方も、自分の趣味や興味のある勉強をして充実した毎日を過ごしたい、と考える方も、自分なりの“無理のない努力”の方法を見つけて、続けることこそが大切です。ホームロジに興味を持ってくれたあなたには、資格試験勉強の枠に留まらずに自分なりの努力の方法を見つけ、来たる社会人生活に備えていただきたいと思います。